羊と遊牧民とのつきあいは、紀元前8千年くらい前にさかのぼります。

以来、羊は家畜として人間に守られながら、衣食住のすべてにわたり提供してくれてます。
羊の特徴は何と言っても、その利用度の高さと言えます。
衣食住で考えると、

「衣」は、セーターやカーディガン・ジャケットの原料になり、
「食」は、お肉とミルクがあります、
「住」については絨毯や遊牧民の暮らすテントです。

このように「衣食住」すべてを満たしてくれるのは、羊とヤギくらいでしょう。
また、遊牧民は羊毛を販売し生計を立てるのです。

ですから、羊やヤギは遊牧民にとって家族同然に大切に育てられています。
そういった想いからギャッベの柄によく登場します。




1. バリア!汚れから守ります

羊毛の表面にはラノリンという油分で覆われています。
油分で覆われているため、撥水性が高く、飲み物や食べ物をこぼしてもすぐには染み込まず表面で弾きます。
だから、何かこぼした場合は、すぐに拭き取るとシミになりにくいのです。
さらに羊毛は吸湿性に優れているため、常に水分を含んでいます。そのため静電気を起こしにくいのです。
アクリルやナイロンは静電気を起こすのでチリやホコリを寄せつけやすいですが、羊毛はこの心配がいりません。


2. ムレしらず、ずっとサラサラ

羊毛は、調湿性に優れています。そのため洋服にも使われます。もちろん絨毯にも最適な素材なのです。
羊毛の吸湿力は綿の約2倍、ポリエステルの約40倍ともいわれ、繊維の中でもズバ抜けています。
この優れた調湿性により、ウールはジメジメせず、夏でもムレずにサラっしているため、
一年を通して快適に使えます。


3. あなたを優しくあたためる

羊毛は繊維がチリチリと縮れ(クリンプ)ているためたくさんの空気を含み、それが断熱の役割を果たし暖かいのです。この羊毛の縮れには、約60%もの空気を含んでいます。空気には熱を伝えない性質があります。
そのおかげで、一度温まったらなかなか熱を逃がしません。
例えば、床暖房やホットカーペットを使用し、切った後も暖かさを保ってくれます。省エネにもなります。


4. ずっと続くフカフカ感

羊毛は縮れ毛なので弾力性があり回復力も強く型崩れしにくい特性があります。
例えば、テーブルの脚の痕も付きにくく、もし付いてしまったとしても戻ってきます。
化学染料の場合は、約3年ほどでヘタリが出てきますが、ウールの絨毯は弾力性が損なわれにくいので、
いつまでもフカフカしています。


5. 天然空気洗浄機

羊毛は羊の皮膚が変形したものです。皮膚は元々菌やウイルス守るためにあるため、羊毛自体も抗菌機能を持っています。
羊毛は汚れた空気を浄化する機能も持っているので、お部屋の空気をきれいにしてくれる消臭効果もあります。
また、ニュージーランド羊毛研究所は、ウールの絨毯でホルムアルデヒドの実験をしています。
ウール絨毯が無い状態では、空気中にホルムアルデヒドが滞留し続けるのに対し、ウール絨毯をおいた場合はわずか40分でホルムアルデヒドを繊維内に吸着し、室内の空気を清浄化しています。
ウールは空気中の有害物質や臭いをキレイにする効果があります。